pika-htnのブログ

普段当たり前にしているあんなことや、こんなこと、、、意外と知らなかった新事実をお伝えしようと思います。

苺は果物?

 

f:id:pika-htn:20161206192631j:image

 

「果物」か?「野菜」か?どちらだと思いますか?

これには、実に多くの分類方法が有ります。

 

最初に、「果物」の意味は「木(く)の物」、つまり木になる果実を意味します。
つまり、果物のキーワードは木になる実です。

一方、野菜とは「食用になる草本性の食物で、加工の程度の低いまま副食物として利用されるもの」と有ります。
この理屈でいけば、苺は野菜です

 

 

また、「果物」は実だけを食べ、「野菜」は色々な所を食べると言う考えもあります。例えば、人参・大根・ごぼうは根を食べ、レタス・白菜は葉の部分を食べますが、果物は実だけを食べます。
この理屈に従えば苺は野菜です。

 

 

さらに、「野菜」は一年草もしくは2年草で、収穫が終わると全て畑から消えますが、「果物」は同じ木に何年も成り続け維持管理も必要です。
従ってこの理由からすれば苺は野菜になります。

 

 

さらに園芸学では、「野菜」を副食物として利用する草木類の総称として定義しているので、苺は野菜となります。

 

一方、消費者や流通関係者の感覚では、苺は果物です。

また、販売している店では、苺は果物として扱われています。
フルーツショップでは、ダイコンは有りませんが苺は年中扱っています。

さらに、食べ方としての分類では苺は果物です。


「野菜」はご飯のおかずとして食しますが、苺は「フルーツ」や「デザート」として供されます。フランス料理のフルコースでも、苺は魚や肉の料理の付け野菜ではなく、デザートもしくはフルーツとして供されます。

加えて、手土産や見舞いに「果物」は持参しますが、普通「野菜」は持っていきません。この理屈では苺は果物です。

 

メロン、スイカ、イチゴなどはしばし、果物か野菜か議論の対象になりますが、学問上では野菜、しかし感覚的には果物ですね。

 

何事も杓子定規にならずに柔軟に対応したいものです。